レオノール・ブーランジェ、手作感覚満載な録音芸術、蜃気楼の先に見える幻影

LEONORE BOULANGER / All rights reserved

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その音楽は多様な要素を調合した複合的なものでありつつ、大変素朴で摩訶不思議ですらあります。パリで演劇、実験的な即興音楽、ペルシャ音楽を学んでいたというLéonore Boulanger (レオノール・ブーランジェ)。彼女が時として外国語で唄うのは、コントロールできない言葉を発して曲に違和感をもたせるためだと言う。「歌詞を意味から解放して、音として捉えなおしたい。言葉が語法から離れたとき、声は器学性を取り戻す。すると歌の芯がふくらみ、祈りや愛撫や雷やグロソラリアになる」グロソラリアとは宗教用語で、精霊が使途たちに授けた、各国の人々に理解されるように話す能力であり、恍惚状態で発せられる言葉。2016年10月5日(水)にWINDBELLよりリリースされる「FEIGEN FEIGEN」。このアルバムは彼女にとって3作目となるアルバムで驚くべき飛躍を遂げたといえる仕上がりになっている。パリとベルリンを行き来し、鍛治職人の工場で録音されたというこのアルバムの音源はコンピューターを基点とする過剰なポストプロダクションの沼に陥っていない無理のない自然さ、しなやかさ、生々しさに溢れている。アルバムのタイトルとなっているFEIGENとはドイツ語で無花果のこと。8曲目の冒頭僅か10秒挿入されているフィールドレコーディング、 ベルリンにある市場の喧噪の中に響く トルコ人のイチジク売りの威勢の良い音楽のような掛け声からか。 草花が育つように日々変化していった音楽の断片の数々が 見事に一枚のアルバムにまとめあげられている。

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LEONORE BOULANGER - "Minuit"

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